曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

行いを修める []

静岡 源光院 住職 景浦道一 老師

私がお寺の後継ぎとなる為、永平寺に修行僧として上山したのは19歳の春でした。
古参和尚さんの厳しい指導の下、坐禅をしお経を読んでお掃除をする修行生活が始まりました。同じ事を毎日行っていると少しずつ姿形はそれっぽくなってくるのですが、この生活のどれが大事なんだろうと疑問に思うようになり高僧の老師に「如何なるかこれ修行」と質問をしてみました。老師は静かに領き「1、2、3」と答えられました。
 道元禅師さまがお書きになられた正法眼蔵説心説性の巻に「今の一当は、昔の百不当の力なり、百不当の一老なり」毎日毎日、何度も何度も繰り返し修行しているうちにやがて真実の道を得ることができるようになると示されております。修行というと特別なことをするように思いますがそうではなく、いま自分が行うべきことを真剣に大切に行い続けていくことです。
 あれから20年。住職となった寺で草取りの最中に汗を拭っていたらふと老師の言っていた「1、2、3」を思い出しました。
 皆さま方の学校での勉強や部活動、お仕事や日々の生活もすべてを真剣に大切に続けていれば、それぞれの修行かと思います。暑い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか?こうも暑いとなかなかやる気がおきませんがお盆の時期でもあります、今一度いまある自分をご先祖様に感謝し、毎日を真剣に大切に過ごして頂きたいと思います。

| top | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 次のお言葉 | 90 |