曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

禅に触れてみる []

愛知 祥雲寺 住職 西村憲之 老師 

禅宗において禅の修行に欠かすことのできない大切なものの一つが「坐禅」です。
近年、テレビやインターネット、SNS等の普及により「坐禅」という行為、単語は多くの人に知られるようになりました。
曹洞宗を開かれた道元禅師様は、「只管打坐」、ただひたすら坐禅に打ち込むことが最高の修行であると示しておられます。
何かの目的の為に坐禅をするのではなく、坐禅する姿そのものが仏の姿、悟りの姿なのです。そして、「悟り」とは、悟りを求めて得られるものではなく、「身心脱落」、悟りを求めている自分自身を消滅させるのです。それが「悟り」であると道元禅師様は示しておられます。
現代社会を生きる私たちにとって、自分自身を消し、ひたすら坐禅に打ち込むという事はなかなか難しいかもしれません。しかし、日頃の生活の中で少しだけ坐禅に触れてみてください。背筋を伸ばし、呼吸を整え、心を落ち着かせる。きっと忙しい日常生活とは違った空気を感じられるはずです。
それこそが道元禅師様が示された坐禅の姿ではないでしょうか。
場所、時間に制限はありません。ご自分の好きな時、好きな場所で坐禅してみる。
まず、「禅」に触れてみる。それがご自身のさらなる心の成長のきっかけになれば幸いです。

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