曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

しあわせはいつも []

岐阜 正宗寺 住職 原田太石 老師 

 秋晴れの心地よい季節となりました。私たちは、挨拶がわりに何かと天気のことを口にします。日照りが続くと、「畑が水不足で作物が心配だ。少しは、雨が降らないかな」 運動会や稲刈りの前日には、「明日は、天気が良いといいけどね。」
それぞれご尤もな意見です。

昔、中国に二人の息子を持つ老婆がいました。長男は草履を、次男は傘を、それぞれ作って売る仕事をしていたそうです。縁側に腰掛けながら、老婆はいつも悲しげな表情を浮かべるので近所の人が「何か心配事でもあるのかい?」と尋ねました。
老婆は、答えます。「雨が降ると長男の作る草履が売れないだろうし、天気が良ければ次男の作る傘が売れないだろうと思うと、心配でねえ」
すると近所の人は云いました。「雨が降ると次男の傘が売れ、天気が良ければ長男の草履が売れる、と思ったらどうだい?」 次の日から、老婆は毎日にこにこして縁側に座っていたそうです。
皆さんご存じの時代劇『水戸黄門』の主題歌には、
「人生楽ありゃ、苦もあるさ。涙の後には虹も出る。歩いて行くんだ、しっかりと。
自分の道を踏みしめて。」とありますよね。

ところで、2人のかわいい娘と息子を残して、40代という若さで亡くなられたMさんのお姉さんがいらっしゃいます。この方は弟のMさんに、いつも言われたそうです。
「人生、山あり谷あり、じゃない。 谷あり谷あり、たまにちょっと上る。それが人生だ」

 詩人の相田みつをさんは、「しあわせはいつも自分の心がきめる」という短いお言葉を残されています。皆さまは、人生をどのように生きて行かれますか?

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