曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

命と食と縁 []

静岡 昌泉院 副住職 小澤昌樹 師

 食べると言う事の「食」、縁(えにし)と言う事の「縁」この「食」と「縁」についてお話させていただきます。
 まず食べると言う行為は、私達が生きて行くためには大事な行為の一つであります。
 我々、僧侶の生活の中にも、いただく命を無駄にせず、何事もむさぼらず、いただく命を無駄にせず、何事もむさぼらず、いただく命とそれに携わる多くの人の手、これらに感謝し、その命を大切にいただくと言うことを、大事に食事をしております。
 巷では、料理であったり、グルメなどと形を少し変え「食」を楽しみや癒しとして生活の中で大切なものの一つとなってきているようです。それでは、私達の人生の中、一番初めに受ける「食」とは、どのようなものなのでしょうか?それは、私達が産まれたての赤ちゃんの頃、母より受ける母乳やミルクが一番初めの「食」となるのであると思います。この母乳と言うものは、人の血液より作られているもので女性が母親となった時、母体の血液が母乳へと一部変化して行くそうです。このように、生まれたその時より私達は、母親の命の一部をいただいて生きている事ができていたのです。
その後も、生きて行く中でさまざまな命をいただき、その命との縁によってこの世の中で生きていけてるわけでございます。この縁とは、「食」の世界だけではなく、自分と縁のある命、それらのお影で我々は、この世の中で活かされて行くのであります。
今、恵まれた、この世の中では、その事にあまり気付くことは難しいのかもしれませんが、皆様には、今この縁という繋がりを少し感じていただき、日々、その縁に感謝の気持ちを少しでも持っていただき毎日を健やかに過ごしていただけたら、ありがたく思うわけでございます。

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