曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

音読のすすめ []

三重 光明寺 住職 山口正倫 老師 

 よく、わたくしのお寺の檀家の方から訊かれます。
「おっさん、年忌するとき一緒にお経読めと云うけど、なに書いてあるんかさっぱりわからんわ。」
なるほど、ごもっともなことです。そんなとき、私はこう申し上げます。
「お年忌のとき一緒に読んでほしいというのは修証義やろ? むずかしいようやけどまだ日本語なんやから辛抱して読んでみて下さい。一遍より二遍、三遍四遍とご縁あって読んでいきやるとあら不思議、わからなんだ文章がちょっとずつ、ああそうやったんか、こういうことかな、とわかってくることがありますよ。」
 お檀家さんは、ほんまかいな、という顔をされますが、本当です。よろしかったらお試し下さい。できれば声に出して音読していただきたいのです。お年忌法事のとき本堂やお仏壇の前でおつとめをいただくとき、お経の本を渡されましたら、和尚さんと一緒に音読してみてください。お家に修証義の本がありましたら、毎日修証義をお読みいただきたいのです。少しづつでよろしいです。一行でも二行でも読んでいただけると有り難いのです。小さな声でよろしいです。少しでも声が出るとまた有り難いのです。わからないことばがありましても我慢して読んでみて下さい。そのうち「あ、そうだったんだ。」がやってくると思います。蛇足ですが、どうしてもわからないことばがあれば和尚さんに訊いてみて下さい。

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