曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

限られた時間を無駄にしない []

愛知 吉祥寺 住職 森慈敦 老師

 人は誰しも若いときは一年が長く感じ、歳をとるにつれて短く感じます。又、いつかは老い、それは私達には止める事の出来ないものです。では、どうしたら人生をまっとうし、安らかで心を満たすことが出来るでしょうか。
 禅にはこのような言葉があります。
「吾常於此切」われ、つねにここにおいて、せつ。
 この言葉を簡単に言うと「いま、ここに命をかける」となります。私は常に今、歩いている時、食事をしている時、入浴中など、どんな時においても、命をかけて生きると言うことです。まあ、いいや「いつか、どこかで」と生活してはいけないのです。
 そうすれば心の安らぎを得る事ができるであろうと言っているのです。
 又、お釈迦様は次の様な言葉で毎日を漫然と過ごして老いる事への危険を警告されています。
「学ぼうとしない人は牛の様に老いる。その肉は増えるが、知恵は増えない」と
 この意味は、人間と違って、時間はとても勤勉です。どんな時にも同じペースで進みます。気を抜いてさぼったらあっという間に置いていかれます。私たちは学び続けなくてはいけません。誰しもいつかは老いて死んで行くのだから、少しでも早く自分は何をしたいのか考え、そのために必要な事に取り組まなければならないのです。
 私たちは毎日少しずつ老いていきます。与えられた時間に限りがあるのです。このことを忘れずに良い人生を送れる様に今やるべき事を一生懸命やっていきましょう。

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