曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

「自灯明・法灯明」今の生活に灯りを []

愛知 善久寺 荒谷弘之 師

お盆が終わりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今回のテレホン法話では、今を生きるために必要なお釈迦様の教えをお話させて頂きます。
「自灯明・法灯明」、この言葉は、お釈迦様が亡くなる際、弟子達に仏教の教えを守って、自分の事は自らの判断で決めなさいという意味で伝えられました。
灯りには人々の様々な思いが込められています。毎年8月末、福井県、曹洞宗の大本山永平寺の近くにある九頭竜川では、大灯篭流しが行われます。これは、法要の後、1万もの灯篭が流される行事です。私も永平寺で修行していた際に参加させて頂きましたが、ローソクの火で光り輝く灯篭が川に浮かぶ様子はとても綺麗でした。1つ1つの灯篭にはご先祖様の名前、もしくは、一家の苗字が書き込まれており、岸辺でのご家族は、お亡くなりになられた方を思い出されているのか、丁寧に静かに灯篭を流されていました。
 この大灯篭流しですが、法話を収録した時点では、新型コロナウイルスの影響により開催されるかは未定です。これ以上のウイルスの感染を食い止めるには、私達の行動意識が大切です。もし油断してしまいそうな時は、お釈迦様の言葉を思い出し、我に返る事を提案致します。
自灯明…誘惑に流されずに節制をするのは私達自身と捉え、
法灯明…法というのは本来、仏教の教えの事ですが、この度においては、密閉空間・密集場所・密接場面といった三密を避ける事や、こまめにうがい・手指の消毒をするといった感染を防ぐための智慧を法であると考えてみてください。
お釈迦様の遺された「自灯明・法灯明」の言葉が、皆様の命を守り、希望につながるものであれば幸いです。最後に、皆様の健康を心よりお祈り申し上げます。

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