曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

人は二回死が訪れる []

三重 法寿寺 住職 `島宏明 老師

二月十五日は、お釈迦様がお亡くなりになった涅槃会です。今から約二千五百年前の話ですが、お釈迦様の説いたお教えは数多くの弟子や信者に受け継がれ、インド・中国を経て日本に伝わり、現在それ以上に末永く継がれていく事でしょう。この事により、お釈迦様はいつまでも私たちの心の中で生き続けているのです。
人は二回死が訪れると言う話を私は聞いた事があります。一回目は普通に死が訪れた時で、二回目は誰の心の中からも居なくなってしまった時だそうです。一回目の死と言うのは誰でも逃れられない事ですが、二回目の死は少しでも伸ばす事が出来るのではないでしょうか。家族や友人、誰かの心の中でいつまでも生きて行ける事で二回目の死を少しでも伸ばす事が出来るのです。自分達のご先祖様や自分もそうですが、亡くなった人の事を思い出して話をする。例えば年忌の時でもいいですし、この人はこんな人だったと思い出す事で、誰かの心の中で亡くなった人はいつまでも生きて行く事が出来るのです。
お釈迦様の様にはなれませんが、皆さんもいろんな人を思い出して、そして亡くなった後も思い出してもらえる様になっていたら、いつまでも誰かの心の中で長生き出来るのです。そんな人間になりたいと私はおもっていますし、皆さんもなってもらいたいとおもいます。

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