曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

日々修行 [1815 平成27年5月18日〜5月24日]

愛知 誓海寺 住職 塚本隆生 老師

若葉が薫る頃となりましたが、いかがお過ごしですか。八十八夜も過ぎ夏への準備をされている季節です。安定した気候となり、過ごしやすい日になっていると思います。しかし、八十八夜の忘れ霜と言い、急に気温が下がって霜が降ることもありますので、体調には気をつけましょう。また、八十八夜に摘み取られたお茶は縁起が良いと言いますので、ストレスが溜まっている方、疲れている方は新茶を飲んで心を一息ついてみてはいかがでしょうか。
 さて五月は大型連休があり、連休だからといつもより寝過ぎてしまうこともあります。乱れてしまった生活リズムを取り戻して、仕事や学校に行くのはなかなか大変なものです。生活リズムが損われると心や体の変調を招きかねません。心を整えるために、自らの所作を整えることから入るのが禅の修行です。威儀即仏法 作法是宗旨という禅の言葉があります。すべての動作について、礼儀作法に適した身のこなしをすることが、そのまま仏法である。日常生活の立ち振る舞いそのものを整えることが、そのまま禅の修行である、という意味です。修行と言うと日常から離れた、何か特別な事のように聞こえますが、毎日の生活の中の行い一つ一つを実践し続けることが、私たちにとっての修行なのです。正しい言葉遣いや、箸や器を大切に扱うこと、目上の人の尊敬し、感謝を感じ時短時にすぐ伝えることなど、行いを振り返ってみましょう。そして、連休中であっても、生活リズムを損なわずに、いつも通りの生活を心がけましょう。心を整えるために、立ち振る舞いが整えば、自然と心も整う。心が穏やかであれば言葉に優しさや思いやりがにじみ出てくるものです。
 人間の心は弱いもので、自分の服装や振る舞いが崩れてくると心も崩れます。自分で自分をダメにすることはなく、威儀を正した毎日を送りたいものです。

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