曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

食事って [1840 平成27年11月9日〜11月15日]

静岡 常久寺 住職 牧野孝寛 老師

 先日、お檀家さんにお経に行った折、おっ様 「オトキ」てどんな字を書くの?「携帯で変換しようとしたけれど出来なかった」と質問されました。
 私のお寺では、毎月お経を読みに伺っており、お経の事を「オトキ」と読んでいます。
 「御霊前の御に齋藤の齊の字と書くんだよ。」と言うと、「なんで齊の字なの?」と又質問が 有りました。「齊とは食事の事で食事場所の事を齋堂のも言うんだよと。」昔、夕方お経に行った折、住職が食事をご一緒させて頂いた為、   「オトキ」と呼ぶようになったと聞いています。

 ところで、『食事』と言えば、最近の食事マナーの悪さには目に余るものが有ります。
 親御さんと一緒に食事をする機会が少なくなっているせいも有るかもしれませんが、周りが不快に思う程「クチャクチャ」「ズルズル」と音を立、肘をついての食事、器の持ち方、箸の使い方、 又、特に近年では、携帯電話のメールやゲームに夢中になりながら食事をしている人達を見かける事も度々あります。
 マナーに限らず食生活の乱れ、また健康面においても非常に懸念される処でもあります。
 皆さんは食事時、テレビを見ながら、あるいは話をしながらと、食事を戴いていませんか?楽しい時間を共有する食事の時間です。食卓に彩りを添える話で有れば良いのですが。皆さんは目の前の食事にしっかりと向き合っていますか?。食事を戴くという事を今一度考えてみてほしいのです。
 私たち僧侶は食事を頂く時、長いお経を読みご飯を頂きます。マナーを守り食事を頂く事、一緒に食事をする人を思い、「頂きます。」「ごちそうさまでした」と言葉を出し、感謝の気持ちを表します。
 皆さんも、食事を作ってくれた人、又食材を作ってくれた人に思いを馳せ、今、命を戴く事を考えて頂きたいのです。

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