曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

カーナビの話 [1826 平成27年8月3日〜8月9日]

岐阜 自福寺 住職 古川元弘 老師

 みなさんの乗っている自家用車にはカーナビは付いていますでしょうか。知らない土地に行く時、目的地までの道順を示してくれる便利な道具で私もよく利用します。最近ではスマートフォンなどの携帯電話にも搭載されており、たいへん身近なものになりつつあります。
 このカーナビですが実は目的地までの道順を教えてくれる以外にもう一つ大変役に立つ機能があります。それは現在地を教えてくれるということです。つまり道に迷うということは今いる場所が分からなくということです。
 これは人生においても同じことが言えるのではないでしょうか。仕事や子育てに悩み、迷うということは今の自分の立場や状況が分からなくなっているということです。
それでは人生のカーナビがない私たちはどうすればよいのでしょうか。
 昔、道に迷ったとき私たちはどうしていたでしょうか。たしか地元の人に声をかけ目的地までの道順を教えてもらっていたのではなかったでしょうか。そう、誰か他の人に聞いていたのです。つまり私たちが人生において道に迷ったときは、周りにいる人たちに話を聞いてもらうことが大切なのです。一人で悩まず誰かに話を聞いてもらうだけで何か解決のヒントが得られるかもしれません。普段から気心の知れた仲間を作っておくことが大切です。また我々僧侶は誰かに話かけられた時、相談を持ちかけられた時、ゆっくり耳を傾けてあげ、最後まで話を聞いてあげたいものです。

| top | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 次のお言葉 | 193 |