曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

幸せを振りまく [1790 H26年11月24日〜11月30日]

愛知県 長光寺 住職 大村宜永 老師

 朝もだいぶ冷えるようになりました。皆さまは、毎朝どんな気持ちで、お勤めに出かけられますか。朝食を食べて「今日も元気でがんばろう」とやりがいと楽しみを持って出かけられる方、「いやだなー今日もいやだなー」としぶしぶ出かけられる方、皆様それぞれあるでしょう。
 私たちは、生活していくうえで、独りでは生きて行けません。常に誰かと関わりながら暮らしています。新しい命を授かるにも、年を重ねるにも、病気を治すにも、そして死に至るまでも、常に誰かと接し、多くの生き物と関わり合いながら共存しています。
食事一つをとっても、野菜を作る農家さんがあり、その野菜を運んで売る人があり、その野菜で料理を作る人がいる。皆が一生懸命に自分のできることをこなし、手を出し合っているからこそ、幸せな生活を送ることができるのではないでしょうか。
 いくら便利な世の中でも、人と人とのつながり合いが良くなければ、歯車はうまく回りません。皆が和やかであり、楽しみを持って生活を営むことが安心と幸せを招くことであり、欠かせないことであります。
「いやだなー」と思ってしまっては、自分ばかりか、他の人まで嫌な気持にしてしまうのではないでしょうか。やはり自らが率先して、辛くても、嫌なことでも「今日も元気でがんばろう」と意気込み、周りの人まで元気づけ、明るく楽しく、幸せを振りまいて生活して行くのが自未得度先度侘の心でありましょう.その心はきっと皆に伝わり、ありがたく、感謝され、自ずと幸せを感じるのではないでしょうか。

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