曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

いろいろな布施 [1848 平成28年1月11日〜1月17日]

三重 見松寺 副住職 一村洋崇 師

「ありがとう」「おかげさま」の気持ちを行動で表す身近な実践として、「無財の七施」があります。その内の一つ「身施」と言うものがあります。意味は、自分の身体でできる事を奉仕する行為です。
 私がお寺の法事で檀家さんの家に向かう途中で道に迷ってしまいました。当時は、地図だよりだったので地図を開いていたところに「道に迷ったのですか?」と、見知らぬ人が声を掛けてくれました。突然声をかけられてびっくりしましたが、道を聞くことができ、檀家さんの家にたどり着くことが出来ました。その時に助けて頂いた人に「身施」を頂いたのだなと思いました。
 私達は行動で共感や理解することができます。
 例えば、人からの親切に対して優しい気持ちになりますが、人からの不親切に対しては不親切な行動をとってしまいます。
 私達の生活は、あらゆるものがつながりあって、この世の中は成り立っています。人との出会いや、お互いの助け合い、支え合いの中で私達は生きているのです。
「利行は一法なり、あまねく自他を利するなり」と言う言葉があるように、小さな事でもいいので、真心のこもった身施を実行できれば、自然に助け合うこともできるようになっていくのではないでしょうか。そうすれば、周りの人達と仲良くでき、自らの心は安らぎ、ともに幸せに暮らすことができるのではないでしょうか。

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