曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

いのちの尊さを伝えよう [1825 平成27年7月27日〜8月2日]

静岡 養勝寺 住職 小松周翁 老師

平成十四年、学校の週五日制が実施されるのを機に、月一度地域の子供達を対象に『寺スクール』を開設、朝九時から夕方四時まで、本堂で座禅・勉強・遊び、時には散歩に出かけたりして居りました。現在は住職の都合や子供達の都合で、宿泊寺スクール・餅つき・節分等年三回程実施して居ります。その『寺スクール』に参加していた二人の小学生が交通事故と水難事故で亡くなりました。
平成十六年十二月、新聞に次のような記事が有りました。「人は死んだらどうなるの」という問いに対して、小中高生の二割が「生き返る」と答えたと言う記事を見て、『いのちはひとつしかない大事なもので有る』ことを、子供達や法話を聞いて下さる方々に伝えることを目標に法話をして参りました。その中で小学校五年生の直歩さんが書いた『大切な家族』と言う文章に出会いました。

私の家族は六人家族です。お母さんはいつも私と妹に「産まれてきてくれてありがとう」と言います。私はそのたびに「なんでだろう」と思っていました。あくる日お母さんのお母さんが死んでしまいました。私もつらかったけれど、お母さんはとても落ち込んでしまって、体をこわしてしまいました。それで、私は『かけがえのない命』の大事さを初めて知りました。それからお母さんに「生まれてきてくれてありがとう」と言われると、私も「産んでくれてありがとう」言う様になりました。それは『かけがえのない命』の意味を知ったからです。
昨今の事件等を見ておりますと、大人が「いのちの尊さ」ついて子供の時からお伝え頂くことが大切なことだと思います。

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