曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

坐禅の心 []

三重 新堂寺 花井正道 師 

私たちは普段、忙しい日々の中で生活をしています。そんな中、ふとした事でストレスや怒りや苛立ち、悲しみを感じることがあります。テレビから流れる悲惨なニュース、職場や家庭で感じる苛立ちや怒り、愛する人々との別れ。我々はそういった様々なネガティブな感情に触れたとき精神的なストレスに対面します。そんな時、坐禅に触れてみてはいかがでしょうか。坐禅とは決められた作法で決められたように、ただひたすらに執着を離れて坐ることを指します。私達の宗派は曹洞宗と言います。曹洞宗の坐禅は定められた作法を行じることによってストレスを客観的受け止めることができ、ネガティブな心の持ち様さえも大きく受け止めることができるようになると言われています。まずは定められた作法で足を組み、背筋を仲ばします。これを調身、身を調える、と書きます。次に大きくゆっくりと深呼吸をして自身の息を調えます。これを調息と言います。

身を調え、息を調えることにより心が調うと言うのです。心が調うとは一体どういうことなのでしょうか。ネガティブな感情や環境により、私達の心の中にある、きれいな湖の水面がざわざわと波立ち、水が濁ってしまうことがままあります。坐禅を行じることにより、その波が次第に収まり、やがて静かな水鏡のような美しい湖に戻ると言うのです。これが心が調うと言うことなのです。

現代社会に生きる私達にとって坐禅は平穏に心豊かに生きるヒントになり得ることがある事と思います。この機会にぜひ触れて頂ければ幸いに存じます。

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