曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

天辺の月 []

三重 観音寺 住職 藤原伸彦 老師

今日は私の好きな禅の言葉を紹介します。「八風吹けども動ぜず天辺の月」
如何なる風が吹いても夜空の月は動かず穏やかに輝いている、と言う言葉で
ここで言う「八風」とは 利益 衰退 陰口 名誉 賞賛 悪口 苦 楽 これら 他人からうける言葉に対して 喜び過ぎず 落ち込み過ぎず 生きてゆきなさい と いう意味と私は捉えております。
日常の暮らしの中には 沢山の喜びと悲しみが存在します。
嬉しいことがあれば ついついはしゃいでしまい 浮き足立ってしまうこともあるでしょう
ひどく辛いことがあれば 何も手につかず どんよりと沈んだ気持ちになる時もあるでしょう。

人間は 時より自分を見失う生き物です、それこそが人間らしさなのかもしれません。

しかし 表面的に捉えるのではなく 自分の中に取り込んで租借し消化をしなければなりません。
褒められた時は 何が良かったのか分析し次の機会にさらに生かせられるように
叱られた時には 腐らず 凹んでいないで 二度と同じ事でミスをしない努力をする。
真摯に自分と向き合い 人の声に左右されず 丁寧に生きる、という事こそが この言葉の大切な部分だと思います。

どうぞ皆様も 自分に合う禅の言葉を見付けてみては如何でしょうか きっと日々の暮らしで あなたがつまずきそうになった時に助けになるはずです。

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