曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

心への記憶 []

愛知 本曽寺 副住職 内田宏史 師

先日あるスポーツ雑誌を読んでいると、こんな記事が書いてありました。
“筋肉には記憶する能力がある”と。。。
なんでも、ゴルフや野球、テニスなどのスポーツで素振りを何十回何百回とする練習がありますが、
あれは身体を動かし続けることで筋肉に正しいフォームを記憶させる意味合いがあるそうです。
また、一度自転車に乗れるようになるとしばらく自転車に乗らない時期があっても意外とスイスイと
乗れてしまう事があるかと思います。実はこれも筋肉の記憶する能力によるものだそうです。
この記事を読んでふと思いました。筋肉だけではなくて、心にも記憶する能力があるのではないでしょうか。
たとえば、人に暴力を振るったり、いじめたり、たばこの吸い殻やゴミを当たり前のように
道に捨てたりといった人に迷惑を掛ける言動や、おはよう・こんにちは・いただきます・ありがとうなどの
挨拶ができない、脱いだ靴を揃えない、などの日常生活が当たり前になってしまっている人は
良くない習慣が心に記憶されてしまっているのではないでしょうか?
人間が生きて行く為には、自分一人の勝手では生きていけません。
私たち一人一人が生かされていることへの感謝の気持ちに目覚めましょう。
そして他人に迷惑を掛けないような思いやり、心づかいが自然とできるようになりたいものです。
急がなくても結構です、良い習慣が少しでも多く心に記憶されるように日々の生活を送ってみましょう!

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