曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

花を供える []

愛知 忠勝寺 住職 澤田元勝 老師

今日も一日家族が無事に過ごせますように、夕には今日一日安泰に過ごせた報告をするために
また、今は亡き人を偲び、御先祖様を敬い、毎日朝夕とお仏壇に手を合わせておられる皆様
お仏壇にはいつも新鮮な花を飾っておられることと思います。
これから暑い季節を迎えるにあたってお仏壇のお花は日持ちが悪くなります。お仏壇のお花を長持ちさせるためにどんな工夫をされておられますか?
よくお花の延命剤をいれる、中性洗剤をいれる、氷をいれておくなどする良いと言われますがあまり効果は無いようです。
花瓶には茎の切り口より少し上くらいに少量の水を入れておき、朝晩こまめに水を替えることが雑菌の発生を防ぎ花の日持ちを長くさせる一番のコツです。
さて、皆様はお仏壇にお花をお供えするとき花を私たちのほうに向けてお供えしている方が多いのではないでしょうか。
お花をお供えするのは「仏様に美しいものをお供えし、お飾りをする」という意味があります。
また、きれいだなと癒される様に心優しくなることで「お供えする人の心を穏やかなものにする」という効果があります。が、それだけではなくどんな風に花瓶に活けたらよいか考えることで「智慧を育てる」働きがあると思います。ですからスーパーなどで仏花として束ねられて売られている花でも一度ほどいていただいて、改めて活けていただくことをお勧めします。
生花の一生はとても短いです。まさに諸行無常です。人の一生とよく似ていて最後にはどちらも土に帰ります。まるで私たちの人生を指し示すように、いつかは自分も命を失うものだと生命のはかなさを伝えてくれています。
仏壇にお花を供えるのは亡くなった方、御先祖様を敬う気持ちの表れであります。
毎日亡くなった方を思い出して手を合わせるだけでも良いのかもしれません。亡くなった方との楽しい日々を思い出しながら故人の思いに報いて過ごしていくことが本当の意味での供養かと思います。ですから花を手向けるあなたの心が何よりも一番大切なのです。お花をお供えするのは仏様御先祖様を大切に思う心です。皆様はどんな心でお花をお供えしていますか?花はあなたの心を映しています。

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