曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

行持 []

愛知 関貞寺 副住職 西村元臣 師

「行いを持つ」と書いて行持といいます。ご自身で、ご自身の誓願いわゆる誓いをおつくり頂きましてそれを堅持する。
つまり「心がけを持つ」ということでございます。

例えば
 「毎朝、早く起きて玄関の掃除を行うように心がける」
 「通勤の際には、電車やバスの中で自然な形で自分から席を譲れるように心がける」
また
 「些細なことではあっても、どなたかに助けていただいた際には感謝の気持ちをもって『ありがとう』とお礼をするように心がける」
最近では震災などの募金活動も盛んに行われる様になりましたので、
 「募金活動の方を街頭で見かけた際には募金を必ず行おうと心がける」
など、お一人お一人が日常生活の中の出来事を大切にして「心がける」ということであると私は考えております。

曹洞宗の開祖であります「高祖承陽大師道元禅師大和尚様」は
「一日の行持これ諸佛の種子なり 諸仏の行持なり いわゆる諸悌とは釈迦牟尼仏なり」と説かれました。
その御心とは、一日一日の行持こそがお釈迦様の御教えに通じる広く大きな道であるということでございます。

私たち僧侶の修行とは、自分で無理に行うものでも、他人に強いられて行うものでもありません。
何物にも左右されない、自ずから行う行持の修行なのであります。

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