曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

人の善きを知り悪きも知る []

愛知 補陀寺 副住職 村瀬俊哉 師 

 皆さんの周りには心から信用・信頼できる人がどれだけいるでしょうか?家族や友人など、人それぞれに様々な人が思い浮かぶと思います。また、一人も思い浮かばないという人もいるかもしれません。人間には善い所(長所)と悪い所(短所)があります。どんなに善い人でも少しくらいは悪い所があり、どんなに悪い人でも善い所は必ずあります。人は他人の善い所は素直に褒めたり、吸収しようとしたりして、お互いに認め会おうとします。逆に悪い所は注意したり、貶したり、敢えて触れようとしなかったりとなかなかお互いに認め合おうとはしません。この「認める・認めない」という基準は人それぞれ違います。その偏り方によって信用・信頼ができたりできなかったり、または好きか嫌いかとなるわけです。仏教では人が一生で築く数多くの人間関係を「縁」といいます。人は一つの大きな縁の輪で繋がっていてその中で生きています。つまり、人は縁(人間関係)無しでは生きていけないのです。この縁をどう捉えるか!数多く出会う縁の一つ一つの関係がより深く、密度の濃いものだったらどうでしょうか?そんな善い縁がたくさんあったら人生が楽しくなると思いませんか?きっと毎日が明るくなると思います。人と人とがお互いに善い所と悪い所を認め合えるような深い人間関係を築く努力をしてみましょう。まずは善い所と悪い所を知ることが大切です。知ったうえで両方を受け入れられる器を持った人間になること。そのような人間になるにはどうしたらよいか考えてみてください。難しいように思えるかもしれませんが、常日頃、今お話しした態度と感情で、自然に人と接することができれば、皆さんの未来も明るいものになるでしょう!

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