おだやかな人と一緒にいると、何だかほっとして自分までおだやかな気持ちになったり、いつも笑顔の人と一緒にいると、自分も知らぬ間に笑顔になっている、そんな経験はありませんか?
曹洞宗を開かれた道元禅師は「霧の中を歩いていると、いつの間にか着物がしめっている」ように、「よき人のそばにいると、いつの間にか自分もよき人となる」と、教え示しています。
確かに、思い返してみれば、私たちは知らず知らずのうちに、周りの人びとの影響を受けているようです。しゃべり方だったり、考え方だったり、表情だったり、自分でも気が付いていないこともあるに違いありません。
それが尊敬している人や、あの人のようになりたい、と思える人だったなら、なおさらのことでしょう。よき人のそばにいる、ということは、とても大切なことなのです。
しかしながら、私たちは生活の中でさまざまな人たちと出会い、関わり合いを持ちながら生きていかなければなりません。自分が望むよき人だけに、人間関係を限定することは難しいことです。
それならば、よき人に、いつも心の中にいてもらいましょう。あの人なら、こんなときはどうするだろう。あの人なら、きっとこうするに違いない。そう思うことは、よき人が心の中にいるということなのです。
そして、周りの人びとにとって、自分自身も「よき人」であるように、人生を歩んでいきましょう。
よき人とともに。よき人としてともに。よき人生は、よき人とともに。
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