飲酒運転の罰則が改正され数年になりますが、本年は特に飲酒運転に依る死亡事故、悪質なひき逃げ事故が毎日のように報道されております。他人事と思われているのか中々なくなりません。飲酒運転事故帽子の為の検問に会うと「何故自分だけをつかまえるのか」と警察官につめよる大人がいる。私達大人は子ども達に何を伝え、何を教えようとしているのか、『世の中のきまりを守り互いに思いやって、私達は平和に暮らせて居る』そのことが何時か消えて行く様な気がしてなりません。お酒を飲んで事故を起こし尊い命を奪って相手の家庭を不幸にしても、事故を起こしたことに拠り自分の家族を不幸にしても飲酒運転は無くならないのでしょうか。
春秋の彼岸の修養徳目に六波羅蜜が有ります。布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧、「持戒」持つと言う字に戒めと書きますが、戒めを保ち続ける、持続することを意味としております。お車を運転される時には家族や多くの尊い命のハンドルを握っているんだと言う『持戒』を忘れずに。
師走を迎え飲酒事故だけではなく交通事故の無い「自分に対しても他人に対しても優しさと思いやりの心で」師走を送り新年をお迎え頂きたいとお願い申し上げます。
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