四月を迎え春が訪れました。皆様お元気でお過ごしでしょうか?
そもそも春とは「樹木の根がどっかりと大地に根を張る」という意味からできています。
寒い季節をじっと耐えた我々は暖かな春の陽ざしをお天とう様から頂くととても気持ちよく「よーし元気にやっていこう」と心も体も勢いが出てくる気がします。
今月四月は八日がお釈迦様のお誕生日「花祭」ですね。
生まれたばかりのお釈迦様が天を指さし「天上天下唯我独尊」と言われたお話は有名なところですが、その意味を端的に申せばそれは「いただいた命を大切に使い切っていく」ということであります。
理不尽な世の中は公平で平等なものはなかなか見出しにくくつらい思いをすることもよくありますが、命は皆平等に一つづつあります。こんな言葉をとあるお寺の掲示板で見ました。
「頭が悪い・・・だからなんだというのだ!大切なのはその働かせ方である。
銭が無い・・・だからなんだというのだ!大切なのはその使い方である。
短命かもしれない・・・だからなんだというのだ!大切なのは命の輝かせ方である。」
工夫という智慧をもっている人間であればこそ自分の人生を創造していく営みこそが命を大切に使っていくことでありましょう。
花祭にお参りをしてお釈迦様のお誕生日を祝すのみならず、仏教徒としての信心を誓いたいものです。
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