自動車免許センターにおいて自動車等を安全運転に心がけましょうという講習会があります。その講習会で安全運転を行なう心がまえがあります。それはかもしれない運転であります。そのかもしれない運転をしましょうと教わります。これは、先のことを予測して行動しましょうということであります。例えば、見通しの悪い交差点にさしかかろうとしています。右や左から車や人が出てくるかもしれない、だから減速して通りましょうや。公園の近くです。子どもが飛び出してくるかもしれない、だから止まれる速度で通過しましょうということであります。このかもしれない運転、運転を人の心に置き換えてみましょう。例えば、こんなことを言ったら相手が傷つくかもしれない、だから言うのはやめましょうや、こんなことをしたら相手が気を悪くするかもしれない、だからするのをやめましょうというように、相手の身になって自分が受けたらどんな気持ちになるかということを考えて言動や行動をしましたら争い事の起こらないすばらしい世の中になっていくと思います。又、こんなことを言ったら相手が傷つくかもしれない、だから言うのをやめて言葉を選び話をしたり、相手が気を悪くするような行動もするのをやめたなら、昨今の皆が悲しむ自殺も必ず少なくなっていくことでありましょう。これから皆様には、よりよい世の中に向けて「かもしれない」をいつも心の中に入れて言動や行動を実践していっていただきたいものであります。
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