黒柳徹子さんの「小さいときから考えてきたこと」という本に、こんな一説がのっていました。
(この地球上の87%のこどもは、発展途上国で暮らし、その多くが家族や自分の命の心配をしながら必死に生きている。残りの13%が先進国のこども。このほんの一握りのこどもが、ちゃんとした水を飲んで、ご飯も食べて、予防注射もして、教育も受けさせてもらっている。ありがたいことに、日本は、その13%の中に入っている。)
ユニセフの親善大使として20年近くアフリカ、東南アジア、中近東、中南米を訪問されて出てきた言葉だと思いました。そして、この本にはこんな一説ものっていました。
(スーダンの病院であった少年は、地雷が爆発して、右目を失明し、次の日に眼球を摘出する手術をするというのに、私が、なにになりたいか、と聞いたら、「病気を治すお医者さんになりたいです」と答えた。)という一説です。教育を受けていなくても、ご飯を食べていなくても、地雷によって、戦争によって右目を失明したというのに、このことを誰のせいにもしないで、大きくなったら「お医者さんになりたい」と言ったこども。先進国の日本のこどもたちは、いや私たち大人はどうでしょうか?「自分のことより人のことを考え、誰かの役に立つ仕事がしたい」この子どもはそう思ったんだと思います。
すべてが一度に変わるわけではありませんが、今の生活に感謝をし、出来ることから取り組んでいこうと思います。
そして、世界中のこどもたちがしあわせに暮らせる日が来ることを願っています。
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