曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

彼岸会について [No,1465、9月8日〜9月14日]

愛知県知多郡南知多町 永昌寺住職 片山健城 老師

 暑い寒いも彼岸までと申しますが、秋季彼岸会の月を迎え、暑さもいく分やわらぎ実りの秋も日増しに感じる好時節となりました。この秋は雨か嵐か知らねども今日のつとめに田の草を取る也。農家の方は春に田植えをし、秋に雨や嵐で不作になるか豊作になるかわからないけれども、手ぬきをする事なくやるべき仕事はしっかりやっておこうという詩であります。
 さて、彼岸とは迷いの此岸から悟りの世界向う岸に渡る事を到彼岸と申します。日頃忙しい忙しいと言って忘れがちな自分の生き方を見直し自己反省すると共にあらゆる恩徳に報ゆる報恩感謝を実践する週間でもあります。お釈迦様は六波羅蜜と申しまして六つの実践行として@布施、物でも財宝でも智慧でも見返りを求めず施させて頂く事。A持戒、仏の戒律、人間として守るべききまりルール戒法を保つ事。B忍辱、この世は苦の多き世界であるけれど、どんなつらい事にもたえしのぶ事。C精進、丹精こめて努力する事。D禅定、禅によって心を落着け、ただひたすら修行にはげむ事。E智慧、三人寄れば文殊の智慧、五つの事を実践すると六番目の智慧はごほうびとして、仏様が与えて下さるそうであります。どうか皆様、彼の岸に向い争いのない明るく平和な社会づくりに励みましょう。

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