曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

授戒会 [No,1456、7月7日〜7月13日]

三重県南牟婁郡御浜町 長徳寺寺族 宮本紀代子さん

 今年の四月二十三日から二十九日まで、永平寺様でお行なわれました御授戒会に初めて加行させて頂きました。
 きっかけは、方丈が「弟子が(子供が)永平寺にいて御授戒会につける事なんてこれから先、無い事だよ。今年の永平寺の御授戒会に行って見ないか」と話しをされたのがきっかけでした。
 始めのうちは「エー、一週間も永平寺様の法堂で寝起きして過ごさないといけないし、私にはとても無理」と思っていましたが、永平寺様の役寮老師のお勧めも有り、御授戒会に参加する事に成りました。
 御授戒会がちかずいて来て、申し込み、荷物の準備、発送としているうちに気持に変化が起こって来ました。何とかお勤めが出来る気がしてきたのです。
 二十三日の一日目迎聖調経、啓建歎仏と行事が進んで行きました。日中は、説戒師様の有り難いお話しを聞いたりと、毎日諸行事が進んで行きました。
 特に六日目の夜、普通では永平寺でも殿行と呼ばれる修行僧や瑞世に上山なされた方丈様しか登壇出来ない。永平寺様の須弥壇に登壇をさせて頂いた時の感激は今までに経験の無い本当に有り難い気持で一杯に成りました。
 御授戒会中は、知り合いのお寺のお弟子さんにおみそ汁をついで頂いて感激したり、直壇寮や他の御寺族の方々に支えて頂きながら何とか無事にお勤めをさせて頂きました。
 御授戒会を経験させて頂き感じた事は、御授戒会と聞くと大変だなーと思いますが。終わって見ると大変有り難いものでした。私は来年も永平寺様の御授戒会に参加するつもりでいます。御授戒会の感激は御授戒会に参加し経験しないと得られません。宜しければ皆さんもご一緒しませんか。

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