私は檀務のかたわら、私の子どもと一緒に柔道を行っています。柔道は「礼に始まり礼に終わる」というように挨拶に重点を置くことで相手を重んじています。
これは、普段の人間関係でも同じことではないでしょうか、たとえばよそのお宅に訪問した時や帰るときに必ず挨拶をすると思います。また会合でも開会・閉会の挨拶は常識であり、礼儀でもあります。
漢和辞典を開くと「挨」はひらく、「拶」はまじわるの意味があります。つまり心を開きあい、ふれあってこそ人間関係は成り立つのではないでしょうか。
家庭の中でも挨拶は欠かせないものです。「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」「いってきます」「ただいま」「おかえり」「おやすみ」の8つがあります。家庭が明るく円満な家では、挨拶が必ず交わされているのではないでしょうか。
最近、報道されている事件の中には家族間でのいたたましい事件が見られます。日頃から「挨拶」を交わし、心の交流があれば防げたかもしれません。健全な子供を育てたいと願うなら、まず両親が朝の「おはよう」と挨拶をしあう基本マナーを習慣づけていきましょう。そうすれば心にうるおいのある子供になるのではないでしょうか。
私もただ伝えているだけでなく、一人の親として、実践していきます。皆さんも「挨拶」しましよう。
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