今日は、たのしみ法話にアクセスしていただきまして有り難うございます。一年で最も寒いときですが、貴方がお風邪等ひかれておられないことを念じます。
新年を向かえもう二月になりますね。月日の立つのは本当に早いものです。足元には霜が立ち凍てついた地面でも蕗の董が頭を出し、見上げれば木々の枝先は黄緑色や桃色にうっすらと色付き寒風に震えながら耐えて春が来るのを待っています。改めて自然の逞しさと、私たち人間も自然の一部であると体感致します。
自然は厳しさもありますが、全てを呑み込み許す大らかさもあります。それに比べて私たちは如何でしょう、人の言葉に一喜一憂し、怒り悲しい思いをすることが多々あります。このこと自体悲しいことではないかと思いませんか?意思の伝達方法として目、文章以外に言葉が唯一の表現方法です。自分以外の人と話をする時に、もし、相手を少しでも思いやる気持ちがあれば、相手の方が傷つかない確率は高くなります。本来何方でも人を思いやる心はお持ちのはずです。お母さんが子供に心を配る事を心配と言いますが、人が他の人に心を配ることを配心と言います。優しさ、思いやりを持ち自分自身を頭の上から客観的に観る目を創造して人と接すれば、新しい世界が広がります。花が咲いていましたら綺麗だねと声をかけて御覧なさい、その声をかけられた花はより一層綺麗に咲きますよ。人も同じだと思います。疑わずに行動してみましょう。
草木も樹木も人も石ころも自然の一部なのです。言葉の表現方法、物事の受け取り方を少し考え直すことで、世界が変わります。貴方の周りを優しさを持って観察してください。素敵な人達、素敵な事柄がたくさん見えてくるでしょう。
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