阪神淡路大震災から十五年が経ちました。あの時、私たちは曹洞宗青年会として被災地に入り、炊き出しや避難所にいるお年寄りの方を中心とした、話し相手のボランティア活動を行いました。この震災では全国から多くの人々が被災者の救援に参加し、後に、震災が起きたこの一九九五年(平成七年)を日本における「ボランティア元年」と呼ぶようになりました。困っている人の為に何かをしたい、という思いが多くの人々の心に芽生えました。この震災の後、日本では中越地震、能登半島沖地震などが起き、また海外では中国の四川大地震、インドネシア、スマトラ沖地震大津波、そしてこの度のカリブ海にある国、ハイチでの大地震と、日本および世界各地でも地震災害が頻発しています。
私たちはいつどこで自然災害に遭うかわかりません。今度は私が援助を受ける立場になるかもしれません。困ったときはお互い様です。一人で出来ることは少しですが、大勢の援助が集まれば大きなカとなります。災害を受けた方にいち早く援助の手を差し伸べたいものです。助け合いの大切さを感じる今日この頃であります。
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