お盆の季節がやって参りました。今年の八月十五日で、ちょうど六十五年目の終戦記念日を迎えます。歌手のさだまさしさんは、毎年八月、故郷長崎にてコンサートをされています。来場したお客さんが、今年もまたコンサートにくることができ、さださんの歌を聞けるということに平和を感じて欲しいのだそうです。
さて、最近、名古屋の三省堂書店に立ち寄ったときのことです。新書コーナーには、スリランカのお坊さんがお書きになった仏教書が、売上第二位の本として紹介されていました。仏教書がベストセラーだなんてすごいことだと思いましたが、題名に目をやると、「怒らないこと」とあります。これを一体どう理解したらよいものか、しばらく思案しましたが、一冊購入して読んでみることにしました。
まず、このような題名の本に注目が集まるという背景には、ご自身の怒りをどのようにコントロールしたらよいか、悩んでいる方が大勢いらしゃることが考えられます。また著者が訴えていることは、つまるところ、怒らないことこそ幸せの秘訣であるということでした。怒らないようにするためには、よく笑う習慣や、丹田を意識した深い呼吸法、すなわち、坐禅をすることが大変有効です。多くの人々の怒りのエネルギーが集結した行く先は、戦争という悲惨な結末です。日常生活において、言うべきことは相手に伝えながらも、決して怒りを伴わずに諭すことができるか。時には、相手をどれだけ許すことができるかが問われます。
お釈迦さまの教えを実践する方が一人でも増え、笑顔があふれる世の中となりますことを切に願います。〜南無釈迦牟尼仏〜
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