現代社会、世情不安の中、自ら命を絶つ人が多く減ることもありませんし、身勝手な理由で奪われていく命も少なくありません。なぜ自ら命を絶つのでしょう。理由は様々「自分だけがこんな目に」とか「私なんか居なければ」そして「こんな生活に疲れた」「人生どうでもいい」、自信を持てず後先を考えず思い込みで自らのいのちを断ってしまうといいます。奪っていっていいなどという命はないのです。考えてみてほしい、大切な両親から授かった命なのにとは思ってもみないのでしょうか。今、自分が死んでしまったら数えきれない人が悲しむことも忘れてはいないでしょうか。生きたくても生きられない人がいることも、忘れてはいけない事と思うのです。人は皆、幸せに生きたいと願い、一日一日を精一杯生きて行きます。思い通りに行かない事、失敗する事もあるでしょう。それでも、二度とない人生を生きてゆくのです。様々な問題を抱えながらでも、苦しみ悲しみのどん底にあっても、明日を見て頑張っている人はたくさんおります。何かを成し遂げなければ自分が自分でないのではありません。あなたはあなたのままでいいのです。「いてくれるだけで」いいのです。自分のいのちも他の人のいのちもたった一つの尊いいのち。だから大切にしてほしい。気付いてほしいのです。自分のいのちに感謝して、新たに一歩踏み出して行かれることを私は切に願います。
| top
| 前のお言葉
| 706
| 707
| 708
| 709
| 710
| 711
| 712
| 713
| 714
| 715
| 716
| 717
| 718
| 719
| 720
| 次のお言葉
|