坂本龍馬は京都の近江屋にて七人の京都見廻組という士に殺害されてしまいました。三十三才の若さでした。その殺害される二十日前に、藤吉という元相撲取りの若い男を家来にしております。龍馬は藤吉に次の様に言い聞かせたそうです。「士になるには、いつ死んでもよいという気にならねばならぬ」そしてその二十日後に藤吉は龍馬と共に近江屋にて殺害されてしまいます。
少し話は変わりまして、お釈迦様には幸せの条件が三つございます。一つ目には、命を保つ為の食べ物は足りているか。二つ目には、周りの人たちと仲良くやっているか。そして三つ目には、いつ死んでもよい覚悟があるか。これを三つ目に上げておられます。このいつ死んでも良い覚悟があれば、一分一秒が大切に思える事でしょう。一期一会が大切に思えるでしょう。一杯のお水がおいしく思えるでしょう。今ある命に感謝の気持ちが湧いてくる事でしょう。喧嘩をした時にはその喧嘩の原因が大変ちっぽけな事に思えるはずでございます。自分の幸せだけを考える事がちっぽけなつまらない事に思える事でしょう。このいつ死んでも良い覚悟があるか。この考え方はどんな時、どんな場所、どんな立場にも当てはまる大切な教えでございます。どうか朝に晩に手を合わせますればお釈迦様が示されましたこの幸せの三つの条件、命を保つ為の食べ物は足りているか。周りの人たちと仲良くやっているか。いつ死んでもよい覚悟があるか。何度も思い出して頂きたいと思います。
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