こんな光景を思い浮かべてください。電車の中でのこと、若い男性が座席に座っています。するとある駅で老人が乗って来てこの彼の前に立ちました。青年は席からはなれ「どうぞ」と言って席を譲ろうとしました。ところがこの老人は「いいえ結構です」と断ってしまいました。「どうぞ」「結構です」「どうぞ」「結構です」と続き結局青年も引っ込みがつかなくなったのか席をあけたまま老人と並んで立つという妙なかたちになってしまいました。何ともいえない気まずい空気、スッキリとしない青年、そ知らぬ顔で窓の外を眺める老人、当然こうなると他の人も、では私がといって座れる雰囲気でもなく、結局老人が降りるまで席は空いたままになってしまいました。このようなケースはいろいろな場面で見かけるのではないでしょうか。老人にもいろいろと理由があるのでしょうが、いずれにしてもせっかくの親切が断った事で全体の雰囲気までも悪くしてしまい、とても残念な光景です。しかしこれは断わったのが悪かったのではなく、断り方の問題だったのではないでしょうか。もし老人が「結構です」の頭に一言「せっかくのご好意ありがとうございます」などと付け加えることができたのなら、その場の空気はきっと柔らかくなったのではないでしょうか。断り下手ほど人間関係にいろいろ問題があるようです。逆に断り上手は、人に好かれる共通点の一つであると言われています。さあみなさんはどうでしょうか。
断り上手になりましょう。
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