曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

心のエコ [No,1580、11月8日〜11月14日]

静岡県浜松市 龍泉寺住職 井上哲秀 老師

私たちの生活と切っても切り離せないもののひとつに、ゴミがあります。生活の中から出てくる不要になったもの、価値の失われたものをゴミと言います。
でも、始めからゴミとして生まれてきたものはひとつもありません。ゴミになる瞬間を見てみると面白いものです。例えば、スーパーで野菜を買ったとします。野菜を包んでいる袋は、買う時はゴミじゃないですよね。野菜を取り出したら途端にゴミになります。野菜の皮だって、今の今まで野菜だったのに、剥かれて本体から離れたら急にゴミに変わります。どちらもそのもの自体は、ゴミという存在ではありません。ただゴミという区分にされただけです。袋は資源に、皮は肥料になります。ゴミかゴミじゃないかは、人の中で区別されるものです。
 普段の何気ないことでも、俳句などやっている人は面白いもので、情緒豊かに詠み上げます。どんな些細なことでも材料になります。しかし、同じことでも取るに足らないものにもなってしまいます。
ゴミの排出は少ない方が良いようです。人生に於いても、環境に於いても。ただ区分さえしなければ、どんなことでも活かすことが出来ます。ゴミを増やすか減らすかは、一人ひとりのあり方に掛かっているようです。心のエコしてますか?

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