曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

心のふれあいについて No,1538再放送 [No,1582、11月22日〜11月28日]

静岡県浜松市 萬福寺住職 野崎正博 老師

早朝のウォーキングは、大変気持ちが良いものですね!私は日曜日の早朝、娘のランニングに併せて、ウォーキングをしています。早朝にもかかわらず、庭の花に水やりをしている人、掃除をしている人、同じように、ランニングやウォーキングをしている人、それを声援している子ども達。彼らと私は必ず挨拶をかわします。そして大変清々しい気持ちになります。自分からする事を心がけていますが、相手から先にしてくれる時もあります。聞こえなかったのか、稀に挨拶が返ってこない時があります。そんな時はちょっと残念ですが、めげずにやっています。心と心の通じ合う挨拶はいいですね!
 挨拶よりもっと気楽にできるのが会釈です。会釈とは軽く一礼する事、おじぎ、ニコッとする事です。この動作に優れているのが、外国の方々です。ホテルのロビーなどで向かい合わせで座っている時、目と目が合ってニコッ!エレベーターで外国の方が乗ってくると、必ず会釈をしてくれたり、微笑んでくれたり・・・これらの動作をスマートに自然にできるのが彼らです。
 された方は一瞬とまどいますが、決して悪い気はしないもので、こちらも思わず笑顔を返しています。彼らにとっては幼い頃からの習慣なので当たり前の事ですが、私たち日本人にとっては、いかがでしょう?ほんのちょっとした事ですが、心が和み、その日一日気持ち良く過ごせます。挨拶は老若男女、年上年下関係なく、そんな素直な心のふれあいを、簡単に感じる事が出来るのです。もし、相手からの応答がなくても、自分から積極的に挨拶できた事に満足できるくらいの、心の広さも持ちたいものです。人と人とのつながりが希薄になっていますが、まず今日から、まず自分から、ほんの少しの勇気をだして声をかけてみましょう。その時から素敵な一日がスタートするでしょう!!

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