私たち人間は、生きていれば必ず良い事悪い事が起こります。何もかもが順風満帆の人はまずいないでしょう。
禅のことばの一つに、「雲収って山岳青し」という言葉があります。これは、長い間滞っていた雲が、ようやく動き出し晴れわたってくると、そこには目ばゆいばかり青々とした山並みが見え始めたという、感慨を言い表しています。
私達は、身近な人の死や人間関係がうまくいかない事など、生きていれば様々な苦しく悲しい場面に遭います。そんな場面に遭うと目の前が真っ暗になり、苦しみ悲しみから容易に立ち上がる事ができなくなります。
しかし、そんな時こそ、希望を失わず、耐え忍びながら一歩一歩努力を積み重ねてゆくうちに、やがてはるか前方に、朝日に輝く山並みを発見する事でしょう。
人間の力はとても小さいものです。苦しみ悲しみの風には逆らうことができません。しかし、その風を受け止め、その風の中で生き、またその風を乗り越える力は、どんなものよりも大きなものであります。
「山岳青し」と言える日に向って、心の灯をともし続けたいものです。みなさん、日々努力精進を忘れず、頑張って生き抜きましょう!
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