昨年、命の大切さ、人との絆について改めて考えさせられる年であったかと思います。
間もなく、私も初老を迎えることとなりました。人生の折り返し地点を迎え、今回、皆様にお話しさせていただくにあたり、「自分自身はどうであったか」を少し振り返ってみました。
まず、小学校より大学までの学生時代には、数多くの教えを頂いた恩師の方々、友人達と出会い、楽しい事、つらい事、悲しい事、ケンカもしたり、共に励ましあった事を経験しました。そして、修行時代には、多くの教えを頂いた諸老師方、そして、仲間達との出会いがありました。そしてまた何よりも育ててくれた両親の存在がありました。人との「絆」、親子の「絆」があったことによって成長することが出来たのです。
また更に、今に至るまでにいただいた数多くの「命」があります。
人との「絆」そして「命」、その全てがあったからこそ、今の自分があるのだということに改めて気付かされました。
人は、一人では何一つ出来ないものです。たくさんの「命」をいただき、人との「絆」があり、支えあってこそ初めて生きていけるものです。
我々は、生かされていることに気付き、命も、物も決して粗末にせず、「命」をいただくことのありがたさと尊さを感謝して生きていきたいものです。
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