私は、昨年から縁あって地域の子どもたちが通う小学校の登校時間に合わせて挨拶運動を行っています。
始めたきっかけは、子どもたちが登校する時間に保護者の皆さんや地域のボランティアの方たちが行ってくれている旗振り活動の時の子どもたちの挨拶に物足りなさを感じたからです。
これからの未来を受け継ぐ子どもたちには、感謝の気持ちを態度で表せる人になってほしい、そしてより良い人と人の関わりの中で頂いた命を幸せに生きてほしいと願っております。
「挨拶」も禅語の一つです。挨は「押し開く」、拶は「迫る」という意味があり、禅問答の場での心と心のぶつかり合いを意味する言葉です。修行の程度を推察するために師が門下の僧と問答をして相手の悟りの程度を知ることも「挨拶」といいました。
日常生活の中でも、人と人の出会い、ふれあいの初めは「挨拶」から始まります。その出会いを大切にしてほしいのです。
私は、挨拶運動を行うとき、自分から笑顔の挨拶を心がけて行ってきました。初めは、「この、人誰だろう?」と不審な表情を浮かべていた子どもたちも、今では自分から進んで挨拶をしてくれるようになりました。また、「おはようございます」という挨拶だけで終わらず、学校の話などをしてくれる子も増えてきました。子どもたちに願った挨拶によって、私自身も喜びを得ています。
挨拶をしない子どもと出会ったら、まず大人から挨拶をして、その子の心の中に入っていくことが必要だと思います。そして、挨拶ができた子には、できたことに対して認める言葉を、できなかった子には励ます言葉を返してあげたいものです。
大人が変われば子どもも変わる。自分自身がより良く幸せに生きるためにも、まず自分から挨拶を行ってみましょう。そこから、人と人の心のふれあいは始まるのだと思います。
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