曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

秋の七草 [1678 H24年9月24日〜9月30日]

岐阜県恵那市 清楽寺住職 百瀬文康 老師 (東海管区教化センター統監)

秋、到来です。

秋と言えば、萩、尾花、くず、なでしこ、おみなえし、フジバカマ、朝顔、秋の七草を代表として、色々な種類の花が咲き乱れます。考えてみますと、秋になると決まって秋の花が咲く、不思議なことです。

 花ばかりでなく、人の体も実に良くできていると思います。一日二十四時間のうち、平均三分の二起きて、三分の一は眠る。眠ることは休養であり、大切なことです。人の体は、あらゆる面で実によく出来ていると思います。

 では、私たちの心はどうでしょうか。

車や機械は、油がきれると軋んで、調子が悪くなるものです。人も、人様との付き合いがギスギスしてくると、身心ともに病んでしまいます。車や機械に油が必要なように、人にも油のような働きをするものが必要であります。
人様と和やかに過ごすために、より楽しい人生を送るために必要なものは「思いやりの心」という油なのではないでしょうか。

 私たちは日常些細な事で腹を立てたり、やたらに取り越し苦労をしたりするものです。そこに「思いやりの心」という油を注ぐことによって、より充実した穏やかな人生を送ることが、私たちが本来持っている美しい花を咲かせることに、なるのではないでしょうか。

 どうか、すばらしい花をたくさん咲かせて下さい。

 平成二十四年、秋、すばらしい人生を。それではまた。

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