曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)
たのしみ法話
たのしみ法話

年のはじめに [1692 H25年1月1日〜1月6日]

岐阜県恵那市 清楽寺住職 百瀬文康 老師

新年あけましておめでとうございます。年頭にあたり、皆々様のご健康、ご多幸をお祈り申し上げます。昨年は、教化センターテレフォン法話をご利用くださり、ありがとうございました。本年も何卒よろしく願い致します。
新年には、様々な風習があり、その中の一つに「七草がゆ」があります。今日では、スーパーでパック入りの七草を買い求める方がほとんどですが、郊外に出れば、田んぼあぜ道、畑などで七草を見つけることができます。
「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、春の七草」です。
七草は、古くから正月の7日におかゆを炊き、五穀豊穣、無病息災を願う行持を聞きます。そして、正月のおせちや、おもちで疲れた胃袋を休めるためのものなのでしょう。最近は、七草がゆを食べる家庭も少なくなってきているようです。
年末には、松の飾りを飾り、正月が終わるとその松飾を子どもたちが集め、どんど焼きをする光景も、あまり見られなくなりました。昔からのこういった風習が、だんだんと薄れていくことは、さみしいものです
 今年は、自分のまわりの風習を見直すことで、何か発見できるかもしれません。どうか、いい一年になります様に。それでは、また。

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