11月23日は勤労感謝の日。
施しを仏教では無財の七施と言います。
捨身施(しゃしんせ)周囲に困っている人がいたら親切にし世話をすること。
心慮施(しんりょせ)人の喜びや悲しみを分かち合う細やかな心遣いをする。
和顔施(わがんせ)人に穏やかな心と微笑みで接する心に対応すること。
慈眼施(じげんせ)優しいまなざしで相手に接すること。
愛護施(あいごせ)荒々しい乱暴な言葉は決して自分の為になりませんし、相手を傷つけるので使わないこと。言葉を大切にすること。
房舎施(ぼうしゃせ)人の知りたがっているお互いの仕事や生き様を公開しあうことです。誤解や不祥事がなくなるでしょう。
床座施(しょうざせ)人に自分の席を譲るように相手の欲しがっているもので自分が持っているものを分かち合うこと。
このように自分に何か人に与えるものが、ありそれを相手が欲し、自らも恩を着せず施す気持ちがあれば、それを相手に与え共に喜びを分かち合うことが布施です。こうした施しは誰でも出来ることですが、いざ自分が行おうとすると自分本位の我欲に妨げられて、なかなか難しいのではないのでしょうか。 お互いが困っているとき助け合い喜びあうのが本当の布施です。
甘露門では、この施の効果としての功徳をあまねく世界の人々に廻らし、すべての衆生と功徳を平等に共有したい。全ての衆生と共に救われた福をことごとく真理の世界、このうえない悟り、一切の佛の智慧に報恩したい。とあります。
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