曹洞宗は誓願の仏教です。誓願とは誓い願うことです。それは仏教の教えに従って生きていこうという誓いであり、自分自身の人生の目標でもあり、人々の幸せを願う生き方でもあります。その生き方の基本として戒(かい)があります。戒とは「いましめる」という字を書きますが、自らがこのような生き方をしたいと願うことを戒といいます。
仏教徒として最も大切な戒は三帰戒という三つの教えがあります。私達を導いて下さる方としてお釈迦さまをよりどころとする生き方。お経、教えをよりどころとする生き方。共に仏様の教えを信じ学ぶ仲間をよりどころとする生き方です。つまり、お釈迦さまがこの世にお生まれになり、私達に様々な教えをいただき、その教えがお経になり、この教えを信じ学ぶ仲間と学ぶ喜びを分かち合うことができると感謝の心が生まれてきます。
その感謝の心の身近なもの一つとしてご先祖様への供養があるのではないでしょうか。ご命日、お盆やお彼岸、お年忌などの様々なご供養の時ご先祖様に対して感謝をし、これかからも大切にお祀りしようと心に誓いを立ていくことが仏様のお弟子となる一歩ではないのでしょうか。
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