今年4月、九州で熊本地震が起きました。日本のどこでも、自身は起こり得ることです。私たちも気をつけなければなりません。山崩れ、建物の東海など大きな被害を受けました。この様子はまさに修羅場であります。修羅場とは、悲惨な戦争の場の事ですが、自然災害の被災地にもいえます。
古代インドの仏教の世界観は、空間に巨大な空気の塊があり、その上に水の塊があり、その上に陸地があると考えられていました。陸地の上の天には、柴又の寅さんで有名になったインド最強の神 帝釈天がいて、陸地の下の海の底には、興福寺で有名な阿修羅がいました。両方が陸地に行って戦い、阿修羅が負けました。その戦いの場が修羅場です。
この時陸地では地震が起こり、津波も起こり、大きな被害が出たでしょう。
お釈迦様は、戦った両方、帝釈天も阿修羅に、慈悲の心で悟りを得るように、罪を告白して許しを願うよう教えを授けられました。
しかし、自然の力を変えられることなく災害は起こります。いつ私たちに起こるかわかりません。いつ私たちに起こるかわかりません。被害を受けた人たちにどんな小さなことでも助けてあげることで、また私たちが被害を受けた時に助けてくれます。
「愚人おもはくは、利他を先とせば、自らが利、省かれぬべしと。しかにはあらざるなり、利行は一法なり、あまねく自他を利するなり。」と助け合いは、他人にほどこせば、自分に戻り、全体の得になるということです。
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