歩みよる人には安らぎを、訪れる人には微笑みを、去りゆく人には幸福を。
最近思ってもみない事件や、不祥事がなんと多い事でしょう。なんでどうしてそうなってしまうのかと、首をかしげてしまいます。このままでは、どんな社会になっていくのかと不安を感じているのも事実です。
でも、このような社会をつくってきたのは、誰でもなく私たちなのです。他人事ではなく、自分たちの事なのです。
他人に対し、あれこれと詮索し批判するだけの風潮では、何も変わらないし良くもならないのです。自ら進んで正しい生き方を学ばなければならないのです。人間として仏様の子としての生き方を見つけなければなりません。生かされているという自分を見つめ、他人に対しての思いやり、心配りを持ちなおさなければいけない時代なのです。
お釈迦様が亡くなる間際「自らを灯りとせよ」とおっしゃいました。それは一つに、自らがお互いに襟を正してゆくことが大切になります。正しくものごとを見て、小さなことでも実践してゆくことです。
平和で心穏やかに暮らせる社会をつくるのは自らを灯りとして照らしあってゆく、それが他人を生かし、己をも生かしてゆくことなのです。
全ての人々がお互いにお互いを尊重し、思いやりの心を持って、共に生きていこうとするならば、心が寄り添った世の中になっていくものと信じます。
どうぞ皆様、自分を信じて一歩、踏み出しましょう。生まれてくる子供たち、次の世代の人々のためにも。
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