先日、両親の金婚式があり久しぶりに家族全員が集まってお祝いをしました。昔話に花が咲き、楽しいひと時を過ごしたのですが、その中で両親の馴れ初め話も飛び出しました。
父と母の馴れ初め、つき合うきっかけ、破局の危機、結婚後の生活などなど。いろんな話しを聞いているうちに、もし、それぞれの場面でどちらかが違った選択をしていたなら、父と母は結婚しなかったかも知れないし、また、私はこの世に生まれてこなかったかも知れないんだな〜と思いました。そう考えると、わたしがこのいのちを授かったことはすごい確率なんじゃないか?と思うようになりました。
当然、これは私だけの話ではありません。同じように、あなたのそのいのちもまた、ご両親のいろいろな選択の結果、授けられた、ものすごい確率の大切ないのちなのです。そして、あなたのご両親もまた、それぞれのご両親から大切ないのちを授かってきたのです。あなたのいのちに関わっているご先祖様の人数は、五代遡ると六十二人です。十代遡るとなんと二千人以上になります。多すぎてピンとこないかも知れませんが、それだけの人数があなたのいのちに関わっているのです。私が生まれたということ、あなたが生まれたということは、まさに、奇跡の賜物なのです。ご先祖様が繋げてきてくれた、あなたいのちを是非、大切にしてください。
明石家さんまさんの座右の銘で有名になりましたが、「生きてるだけで、丸儲け」と言う言葉があります。「今、現在生きていることが全てで、それだけでいいじゃないか?他になにを求めるのだ?」という意味です。
人生は思い通りにならないことばかりです。それでも、思い通りにならないことにクヨクヨせず、ポジティブにシンプルに考え、今を一所懸命に生きていくことが大切なのではないでしょうか?
| top
| 前のお言葉
| 301
| 302
| 303
| 304
| 305
| 306
| 307
| 308
| 309
| 310
| 311
| 312
| 313
| 314
| 315
| 次のお言葉
|