自己をつつしみ ともに思いやり 分かち合う 心豊かな社会の実現を目指してまいりしょう この言葉は 曹洞宗官長 江川辰三猊下 本年度の告諭の中のお言葉です、今日はその中の「ともに思いやり」について考えてみたいと思います。
子供の頃に「人の嫌がることはやめましょう」と親や先生から教わりました。
もっともな言葉だと思います、しかしそれについて自分自身が取り組めているか、知らず知らずに人の心を傷付けたりしていないか 私の心に問いかけてみると 徹底出来ているか不安になってしまいます…思うに「人の嫌がること」とは大まかではありますが
自分がされたら嫌なこと、自分が言われたら嫌な言葉 なのだと思います…生きておりますと「あの時 あんな事 言わなければ良かった」とか「もっと優しい言い方をすれば良かった」など 心の片隅に後悔の念を抱きながら暮らしておられる方がほとんどだと思います、しかしそれこそが 人生であり 後悔を背負うことが 人を思いやる優しさに変わるのだと思います。
皆さんは 思いやりをもって人と接することができていますか?
自分が言われたら嫌なことを言ったり 自分がされたら嫌な態度をしていませんか それは「嫌なこと」とわかった上でしていませんか?もし心当たりがあるなら今日から止めましょう 自分自身に嫌気がさす前に
ここで 私がお師匠さんからよく言われた言葉を紹介します
「三度考え口に出せ」
相手に伝わりやすく 私自身をより理解してもらう為にも 相手を思いやる気持ちを大切にして 話しをしなさいと。
よかったら皆様も実践してみてください
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