新年度を迎え、人生の新たなスタートをはじめられた方もあると思います。私たちの人生は時として、心を震わせるような「自分はこのために生まれてきたんだ」と思えるような感動や喜びがあったり、またそれとは逆にどんなに頑張ってもダメなことやできないこともあるかもしれません。誰にも相談できずに涙を流す日もあるかもしれません。でも誰かも言えることが一つだけあります。それは、「人は人に支えられて今を生きている」ということです。人に傷つけられて悩むこともあります。でも、それを癒してくれるのも、これもまた人の優しさです。誰かの言葉に力をもらったり、かけがえのない瞬間を分かち合ったり、人と人との繋がりが私たちの心を豊かなものにし、人生を豊かなものにしてくれるのです。
曹洞宗を開かれました、道元禅師さまは「利行は一法なり、あまねく自他を利するなり」とお示しになりました。利行とは、「見返りを求めない、無条件に相手のためになす行い」のことです。すべての人に、思いやりの心で向き合っていくこと。そこには、相手の気持ちに寄り添っていく心が大切になってきます。人にやさしくする人は、必ずたくさんの人が助けてくれます。支えあうということは、つまりは自分を「心ゆたかな」幸せな人生してくれるのではないでしょうか。
健康に暮らせる毎日に感謝をし、そして、その日を積み重ね、他の人を思いやる、「利行」の心と行いを実践できる日々にしていきたいものであります。
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