曹洞宗 東海管区 教化センター(禅センター)

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たのしみ法話
たのしみ法話

戦後80年に思う []

静岡 利生寺 尾村眞道 師 

今年は戦後八十年、昭和百年の年に当たります。昭和も遠くなりました。今日ほど、社会の発展と変貌の激しい時代もないと思います。
かつてバラ色の未来を謳歌していた高度経済成長の時代は今や夢物語と化してしまい、産業界における技術革新は単に生産工程が変わるだけでなく産業構造から社会構造へとあっという間に変えてしまいました。こうした社会の変貌変容は、お互いの家庭にも変化をきたし核家族化と移行し、人間関係の希薄さを産んだのです。
現代のように物質文明機械文明が極度に発達しますと、全てがその組織の流れの中に押し込まれて人間が小さくなり、また無力のもののように思われ一種の空虚感にとらわれる。社会においてかれそうで、人はこのような空虚感に多かれ少なれ、おそわれているのです。
例えばお金とか名誉とかその他の欲求に没頭している間は真の姿わからないのです。刻々と変化していく社会に、適応できる力量を養うことです。あまりにも目先の利害得失にこだわり、報酬や代償に執着するということが幸せにつながっていくのでしょうか。
与えられた人生をいかに明るく、いかに楽しく、そして尊く、自分に授かったいのちをいかにして全うしていこうかと思いめぐらす時なのではないでしょうか。

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